系統用蓄電池ビジネスの成功を共に創る。

送電設備と変電設備を望む造成済みの蓄電池候補地

回答書の見方・電圧

「電圧変動2%超」とは

一見「連系できそう」でも、追加設備・運用条件・再協議が事業性を変えることがあります。 買付前に、回答書の小さな条件まで読み解きます。

※本ページは一般的な判断材料です。連系条件は回答書と一般送配電事業者との 個別協議により異なります。

結論

2%超は「即不可」ではなく、
追加対策を確認するサインです。

回答書で連系点の電圧変動が2%を超えるおそれを示された場合は、 対策の要否、実施主体、費用、工期、運用条件を確認します。 記載だけで連系可否や追加費用を決めつけないことが重要です。

BUY BEFORE CHECK

工事負担金だけで
「安い案件」と判断しない。

  • 対策設備が事業者側負担か
  • 出力・充放電の制限があるか
  • 設計・試験・協議期間が増えるか

VOLTAGE RANGE

「2%超」は、回答書の条件を読み解く入口

蓄電池の充放電や設備の並解列によって、連系点の電圧が上昇・低下します。 回答書で変動幅が2%を超えるおそれを示された場合は、設備側の制御や追加装置、 運用条件などの検討が必要になる可能性があります。

重要: 図は判定の考え方を模式化したものです。回答書の表現や条件は案件ごとに異なります。 「2%超」の文字だけで結論を出さず、対象運転と対策要求を確認してください。

THREE IMPACTS

見落とすと、費用・工期・運用の3点に影響します。

01

追加CAPEX

無効電力制御、変圧器仕様の変更、SVC・STATCOM等の候補検討により、 機器・設計・施工・試験費が増える場合があります。

02

工期・用地条件

機器選定や再計算、メーカー確認、一般送配電事業者との協議、 追加設備スペースの確保が工程へ影響する可能性があります。

03

運用制限

充放電出力、力率、並解列、制御モードなどの条件が付くと、 想定していた運用計画や収益前提の再確認が必要です。

ANSWER SHEET CHECK

回答書で確認する7項目

  • 1
    どの運転条件で2%を超えるのか

    充電・放電、並列・解列、最大出力など、対象シナリオを確認。

  • 2
    対策の実施主体

    一般送配電事業者側か、事業者側設備か、責任分界を確認。

  • 3
    工事負担金の範囲

    追加対策機器・設計・試験費が含まれるかを確認。

  • 4
    求められる制御機能

    力率、無効電力、電圧一定制御など、PCS仕様との整合を確認。

  • 5
    追加設備の設置スペース

    盤・変圧器・補償装置、保守動線、離隔距離を確認。

  • 6
    協議・試験の追加工程

    解析提出、メーカー検討、現地試験などの有無を確認。

  • 7
    収支への反映

    追加CAPEX、工期、運用制限を前提に事業性を再試算。

接続検討回答書と系統図を確認する担当者の手元

COUNTERMEASURE OPTIONS

追加対策は、1つの機器で決め打ちしません。

系統条件、PCS能力、変圧器仕様、運用計画を組み合わせて候補を比較します。 下表は一般的な検討例であり、案件ごとの要求事項を示すものではありません。

検討例 確認するポイント 事業性への主な影響
PCSの無効電力・電圧制御 対応モード、出力可能範囲、保証条件、他市場運用との両立 有効電力の制約、設定・検証工数
変圧器・タップ仕様の調整 定格、インピーダンス、タップ範囲、受電点条件 機器仕様、納期、設計変更
SVC・STATCOM等の補償設備 必要容量、応答性能、設置面積、保守、連系協議 設備費、工事費、スペース、工期
運用条件の調整 充放電出力、力率、並解列、時間帯などの制限 市場運用・収益前提の再評価
系統側対策・連系方法の変更 増強、専用線、連系点変更等の協議可否 工事負担金、期間、案件成立性

BEFORE PURCHASE

買付前に、追加対策費まで含めて再試算。

回答書・単線結線図・設備仕様を共有いただければ、 見落としやすい論点と次の確認先を整理します。

無料DD診断の内容を見る
蓄電池候補地を図面とタブレットで確認する調査担当者
系統設備と周辺条件を確認する蓄電池候補地

FREE DESK DUE DILIGENCE

無料DD診断で整理すること

回答書の条件

電圧変動、特措、工期、工事負担金などの重要記載を抽出。

追加確認先

送配電事業者、PCS・変圧器メーカー、設計会社へ確認すべき事項。

事業性への影響

追加CAPEX、工程、運用条件を収支へ反映するための論点。

次の判断

買付継続、条件交渉、追加見積、再協議などの選択肢。

※机上・公開情報・ご提供資料に基づく事前整理です。設計保証、連系可否の確約、 一般送配電事業者の正式判断を代替するものではありません。

DOCUMENTS & FLOW

資料が揃っていなくても、現在地から整理できます。

系統用蓄電池用地の資料を確認する相談ミーティング

あると確認しやすい資料

  • 接続検討回答書・接続申込回答書
  • 接続検討申込書の控え
  • 単線結線図・設備構成図
  • PCS・変圧器の仕様書
  • 土地位置図・公図・配置案
STEP 1

資料共有

手元にある資料だけで構いません。

STEP 2

机上確認

回答条件と設備・土地条件を照合。

STEP 3

論点整理

追加費用・工程・確認先を可視化。

STEP 4

次の判断

買付・売却・再協議の選択肢を整理。

FAQ

よくある質問

「電圧変動2%超」と書かれていたら、連系できないのでしょうか?

直ちに連系不可と決まるとは限りません。ただし、電圧変動を抑える設備対策や制御条件、追加協議が必要になる可能性があります。回答書の該当箇所と前提条件を個別に確認してください。

工事負担金に電圧変動対策費は含まれていますか?

含まれるとは限りません。事業者側設備として求められる対策は、工事負担金とは別に、設計・機器・施工・試験の費用が発生する場合があります。見積範囲の切り分けが重要です。

SVCやSTATCOMは必ず必要ですか?

必須とは限りません。PCSの無効電力制御、変圧器仕様、運用条件などを含む複数案から、系統条件と回答書の要求に応じて検討します。設備の要否は個別協議と設計検討で判断します。

回答書だけで追加費用を確定できますか?

回答書だけでは確定できないことがあります。単線結線図、PCS・変圧器仕様、出力条件、連系点情報などを合わせて技術検討し、必要に応じてメーカー・設計会社・一般送配電事業者へ確認します。

土地の売主でも無料DD診断を依頼できますか?

売主、買主、事業者、仲介事業者のいずれからでも、資料の揃い方に応じて論点を整理します。資料が不足している場合は、次に取得すべき情報から確認します。

回答書がない段階でも相談できますか?

相談できます。ただし、電圧変動に関する正式な条件確認には、回答書や個別の接続検討結果が必要です。土地条件と現在の申請状況から、先に確認すべき項目をご案内します。

FREE DIAGNOSIS

回答書の「小さな条件」を、
買付前の判断材料へ。

電圧変動2%超、特措適用、工事負担金、工期。 資料をまとめて確認し、次の一手を整理します。